帝王切開で母乳が出ない原因とWHOが推奨する2つの対策

出産直後に授乳開始しよう
私は36週で切迫早産になり、母乳マッサージは禁止されていたので(早産を促してしまうため)、母乳がちゃんと出るのか不安でした。37週で予定帝王切開だったのですが、朝10:30に出産後、お昼くらいにはベットに寝たまま看護師さんに介助してもらい、始めて授乳を経験しました。実はこれがとっても重要だったのです。胎盤を出した直後が母乳を出すホルモンがピークなので、この時に授乳を開始しなければ軌道に乗りません。胎盤を出すのは帝王切開でも経膣分娩でも同じなので、帝王切開の方が母乳が出にくいということはないのです。WHOが1989年に医療機関向けに発表している英文の「母乳育児成功のための10の指針」が手元あるので以下に全訳しました。(英語は意外と得意なのです・笑)こちらはすべての妊娠中または妊娠を考える方に知っていただきたいです。
母乳育児成功のための10の指針(翻訳byタカエマ)
その1:母乳育児の指針に関する書面を作り、日常的に病院スタッフに周知しましょう
その2:病院スタッフが上の指針を実務に反映できるスキルを付けられるよう教育しましょう
その3:全ての妊婦に母乳育児のメリットとおっぱいの管理方法について周知しましょう
その4:出産後30分以内にお母さんが授乳できるよう病院スタッフが介助しましょう
その5:出産したお母さんに授乳のさせ方と、事情があって赤ちゃんと離れ離れになる場合でも母乳産生を維持する方法を教えましょう
その6:医学的に必要な場合を除き、新生児に母乳以外の食べ物や飲み物を与えないようにしましょう
その7:24時間母子同室にしましょう
その8:赤ちゃんが求めるままに授乳することを推奨しましょう
その9:母乳育児の新生児に哺乳瓶の乳首やおしゃぶりを与えないようにしましょう
その10:母乳育児サポートグループの創設を推進し、退院する母親にそのことを周知しましょう
帝王切開で母乳が出ない場合の原因
ポイントはその4その5ですね。とにかく出産後すぐ授乳を開始し、授乳のさせ方をしっかり習いましょう!赤ちゃんが保育器に入っていて離れ離れの場合も授乳間隔で搾乳して、母乳産生にストップがかからないようにしましょう!人間の身体というものは本当によく出来ていて、授乳も搾乳もしないと、もう母乳作らなくていいよ!という情報が脳に伝わり、今度は脳が母乳を出さない信号を身体に送って母乳を止めるのです(フィートバックというやつです)。病院に寄っては、手術後のお母さんを気遣ってか数日経過後に授乳開始させるところもあるそうですが、これが母乳がうまく出ず軌道に乗らない原因になります。一度出なくなった母乳分泌を軌道に乗せるの困難なので、出産日にどんなに死にそうにしんどくても「授乳しない」ことだけは絶対に避けましょう。看護師さんに介助してもらってでも授乳しましょう。但し、母乳がもともと出ない、出にくい方もいらっしゃいます。そういう場合は出産した病院の母乳育児相談などを利用してみましょう。
授乳のさせ方のコツを看護師や助産師に教えてもらおう
37週での出産だったので出産直後は吸う力が弱かったのと、私の吸わせ方が下手過ぎててうまく吸ってもらえず、作られ過ぎて行き場を無くしたお乳で、胸はボコボコしていびつなアメフトボールのように腫れ、赤くになって熱を持ち、24時間とにかく痛くて、横になると最強に痛い・・・帝王切開の傷も痛いし、と肉体的にボロボロでした。そんな中、看護師さんに授乳クッションを使った「おっぱいの飲ませ方」について何度も質問しながら教えていただき、どこがうまく行っていないのか実地指導もしてもらいました。いただいたアドバイスは「左右のそれぞれの胸で、フットボール抱きと横抱きを順番に行い、色んな方向からまんべんなく吸わせて、一か所に溜まらないように」です。ただ、例えば右利きの私は左のフットボール抱きが難しかったりして、なかなか苦手な体勢ではうまくいきませんでしたが。私のいた病院では入院棟の廊下にベビー体重計が置いてあり、授乳の前後に赤ちゃんの体重を測って、その差を「授乳量」として記録するのですが、新人ママたちはその数値に一喜一憂していました。息子の飲んだ量も最初は5gにも満たなくて、不安になって夜中の授乳時も毎回測りに行ったりしていました。逆に授乳量が増えたときは数値の横にニコちゃんマークを付けたりして、自分を励ましてみたり・笑。出産4日目からは、息子に飲むチカラと飲ませるスキルが上がってきて、需要と供給のいちじるしく悪いバランスは若干落ち着いて来ました。退院時に1週間後の授乳外来を予約していまし、そこで助産師さんに授乳前に乳輪まわりをほぐして、「たくさんの乳腺を開通させておく方法」習ったりもしました。そんなこんなで、帝王切開後の完全母乳がスムーズにスタートできました。

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