乳アレルギーと息子。アナフィラキシーとエピペン使用5回①

ここ最近色々とあり、しばらくぶりの更新となってしまいましたが、今回は食物アレルギーに関するお話です。

アレルギーとは無縁の方も多いと思いますが、親同士のつながりでアレルギー児のお子さんと接することもあるかと思うので、ぜひ参考にしていただければ幸いです。

今月で4歳になる息子は過去9ヵ月で実に5回も食物アレルギーのアナフィラキシーを経験しています。

「食物アレルギー児は3歳頃までに治る」とよく言われますが、そんな期待と真逆で1年ほど前から突然症状が強く出るようになったのです。

5回のアナフィラキシーでは、かかりつけの専門医からの指導で、毎回エピペンを投与してから救急病院を受診しています。

そして5回のうち確実に原因が分かっているのは2回だけです。残りの3回のうち1回はナッツの疑いありとされていまが、血液検査の数値も最高でクラス2で、プリックテストでも反応が薄く特定できませんでした。

そして、残りの2回は原因不明。アレルゲンは確実に除去しているのに、新しい食材を食べたわけでもなく、幾度となく食べたことのある食材しか口にしていなかったのに。

5回目がつい数日前ということもあり、今も時々眠れなくなる時があります。

食物アレルギー以外は風邪ひとつ引かず、超健康体の息子。

でも大井川鐵道のトーマス汽車に乗って、トーマスプレートのお弁当を食べたいと目を輝かせる息子を見て、胸が締め付けられてしまうのです。

出口の見えない息子と食物アレルギーとの闘い。それを間近で見ている親としての経験が同じアレルギー児の親御さんの参考になればと書き綴ってみます。

息子は生後まもなくから乳アレルギー発症していました。完母でしたが私の外出中に家族が粉ミルクを2度ほど与えた際に嘔吐や発疹が出ていたのです。

生後5ヵ月で初めて受けた血液検査で乳がクラス6(6段階中の6で最強クラス)、卵にも反応が出て、特に卵白はクラス6でした。

1才時の血液検査では、検査対象を増やしたところ、イクラがクラス6だったので、乳、卵に加えて、魚卵も除去対象となりました。

生まれてから3才過ぎまでは自宅近くの小児科に通っていました。

HPによるとアレルギーの勉強もしていたという小児科医の先生だったのですが、今から考えると、アナフィラキシーの対処法も知らない程度の知識しか持たない先生でした。

乳幼児は免疫が弱くて激しい反応は出ないから、アレルゲンを少しずつ食べさせてるように、今やらないと小学生になると反応が激しくて食べさせられなくなる、といつも言われていました。

万一のためにエピペンを処方して欲しいとお願いしたのですが、エピペンはアレルギー反応を抑える効果ないからという謎の理由で、抗ヒスタミン薬しか処方してもらえませんでした。

異変がおとずれたのは、息子が3才になった頃のことです。

以前なら口まわりに1~2個発疹が出るだけだった「日清チキンラーメン」を食べたところ、直後から咳が止まらなくなり、まるでお相撲さんのような枯れた声になりました。

また、別の時にはいつも行っていたファミレスでいつものフライドポテト(乳製品と揚げ油共有)を食べた際、同じように咳が止まらなくなり、枯れ声になりました。

これらは明らかにアナフィラキシーの呼吸器症状でしたが、愚かにもその時はそれがアナフィラキシーだとは気づかず、抗ヒスタミン薬を飲ませただけで様子を見てしまいました。

咳や枯れ声は2時間ほど続いたあと収まりましたが、しばらく後にこの症状が乳によるアナフィラキシーではないかと気づき、またかかりつけの病院を受診しました。

すると小児科医は、「それだけじゃ乳と特定できないから、自宅でティースプーンで牛乳を直接与えてみて」と耳を疑う発言をしたのでした。

その時、「あ、この先生、アナフィラキシーのことなんて何にも分かっとらんわ」と初めて気づきました。

エピペンも持っていない息子に先生の指示通りのことを試していたら、おそらくアナフィラキシーショックに陥り、助からなかったのではないかと思います。

なぜなら、後に確認したのですが、少なくとも私たちの在住の区では救急車にエピペンは置いていないからです。(都内の別の区や他府県については不明ですが)

このことがきっかけとなり、専門医に相談しなければと昭和大学病院へ受診することになりました。

昭和大学病院の小児科のアレルギー専門医の先生は、過去に起こった咳や枯れ声は間違いなくアナフィラキシーであり、直ちにエピペンを打って救急車を呼ばなければならなかったことを告げられました。

「病院にも連れていかずに様子をみるなんて、危なかったですよ」と言われ、自分の対応に愕然としました。

こうして、すぐさまエピペン講習を受け、エピペンを保育園に預ける分と私と夫が持つ分を処方されました。

でも、その後わりとすぐにエピペンを使うことになるとは、しかも1年足らずで5回も使うことになるなんて想像すらしていませんでした。

次回以降は、5回のエピペンの使用経験の話を書いていきたいと思います。