帝王切開の傷とドレニゾンテープのこと

なかなか人には話しづらい帝王切開後の傷についてのおなはしです。帝王切開でお腹を横に10センチほど切開したのは2年半前のこと。その傷はいまだにミミズ腫れのような見た目をしています。傷のひきつれる痛みやかゆみがやっと治まってきたのは手術から2年が過ぎたころ、ほんの数ヶ月前のことです。

傷のことは気になっていたものの皮膚科を訪れた時は手術から半年は過ぎていました。てっきりケロイド(治らない)だと思っていたら、肥厚性瘢痕(長くて数年かかるけど治る)だと診断されて安心するのもつかの間、治療には5年くらいかかると言われてびっくりしました。その頃から、ステロイドテープを貼る治療をずっと続けていてかなり効果がありましたので詳細を書いてみます(途中、つい忘れて2週間ほどサボったことが何度もあったけど)。
皮膚科で処方されたのは、こちらのドレニゾンテープです。
中は7.5×10cmのテープが一枚入っています。
治療を開始したころは、傷の幅が5mm以上、長さも10cmくらいあり、かなり盛り上がった状態でした。そこで横に7等分、つまり長さ10cmの短冊状に切って貼り、さらに上から3Mのサージカルテープを貼ってしっかり固定していました。
注意点は傷の部分だけに貼ること。ステロイドの長期連用になるので、健康な皮膚の部分にはみ出して貼ってしまうと皮膚萎縮など副作用が出る可能性があります。傷になるべくぴったりの大きさに切って貼るのが大切です。貼るタイミングですが、私の場合は朝貼って、お風呂前に剥がし、翌朝貼るという12時間サイクルで使っていました。皮膚科医によると24時間貼りっぱなしだと皮膚にカビが生える恐れがあるので、12時間貼って、12時間は貼らずに乾燥させましょうとのことでした。24時間貼るよう指導される場合もあるようですが、その場合はお風呂の後にしっかり乾燥させて貼る必要があります。
治療から1年少し経つと傷がかなり小さくなってきたので、テープを縦に10等分する切り方にして貼っています。だんだんと傷の盛り上がりもなくなってくるのでサージカルテープもいらなくなってきました。
 
治療から1年半、傷の大きさは1/4以下になりました。まだ完全にミミズ腫れが取れるには時間がかかりそうですが、日常で痛みやかゆみもなくなり、とても快適です。
同じように悩まれている方に参考になればと嬉しいのですが、実際の治療は信頼できる皮膚科に納得のいくまで相談して行ってくださいね。これで効果がでなければ、傷の部分に数カ所ステロイドの皮内注射なんかもあります。とっても痛いですが(経験談)。帝王切開というと「いいなー(楽で)」と言われることがたまにありますが、産むときは楽でも出産後けっこう辛いことが続くのです、ということを声を大にして言いたいです(笑)。
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